マナーを身につける

~ 失礼がないように ~
営業マンは礼儀が正しくなければなりません。最近はあまり敬語にもやかましくなくなりましたし、目に余る無礼でない限り目くじらを立てる人もいなくなりました。
服装もカジュアルになり、ユニークなヘアスタイルをしていてもあまり問題視されません。形式ばらない世の中になってきましたが、営業マンのマナー順守は必須です。
逆にマナーが乱れているのが普通になってきている今こそ、マナーがしっかりしていることが差別化のポイントになります。よいマナーは「その人の印象を高める効果」につながります。

とてもスマートな身のこなし、上質のマナーができる人は仕事も「デキる人」に見えます。つまりマナーを身につけることで、大きなプラス効果になります。
マナーとは『思いやりの心を相手や周囲に対して形として表すもの』です。
礼儀作法・常識・言葉遣い・ルールなどを、相手と場所・状況に合わせてどのように心をこめて表現するのかを考え、行動で示します。
お作法を覚えているだけでなく、その場や相手に対する心遣いをして差し上げるのがマナーの本質なのです。よいマナーを体現するには「一緒にいる相手がどう受け止めるのか」を想像してみます。
相手に「感じが良い・好ましい」と思ってもらえたらその行動はマナーにあっていると考えてよいでしょう。
基本的には次の点に注意しましょう。

●マナー5つのポイント
◎身だしなみを整える:清潔感はビジネスマンの基本です。特にシャツ・髪型で清潔感を表しましょう。無精ひげはNG。伸ばすなら伸ばす、剃るなら剃る。お洒落はOKですがカジュアルになり過ぎないように注意しましょう。
◎元気な顔になる:元気印は営業に不可欠です。笑顔は和やかな空気を作ります。張りのある声で元気を示し、相手に気持ちよく「言葉」を受け取ってもらいましょう。
◎身のこなし:だらだらはNG、シャキシャキ動きましょう。しんどい時もひとふんばり。率先して動く。すぐに立ち上がってお辞儀ができる。荷物を持って差し上げる。レディファーストを順守してエスコートしてあげるなどです。
◎挨拶がちゃんとできる:「おはようございます」から始まり「ありがとうございました」「失礼します」まで優しく相手の目を見て挨拶ができる。それだけでもポイントは高いと思います。
◎相手を思いやる言葉遣いができる:相手を思いやる気持ちがなければ、どれだけきれいな言葉でも相手の心を打てません。相手の立場や状況を察して、思いやる気持ちが大切です。
以上の5点をまず身につけます。敬語のルールや常識の全てをマスターするのは、ほぼ不可能に近いですから良く使う「挨拶」とか「入退室」の礼儀作法から覚えて、イベントがある度に、一つずつ学び実践していきましょう。
意識しなくてもスマートなマナーが体現できるようになれば、その時あなたは一流の営業マンと呼ばれている筈です。