自己トレーニング

~ 自分が真似るモデルを持つ ~
よい営業マンになるための心構えには次の5つのポイントが大切だと私は考えています。
(1)商品を圧倒的に信頼している
(2)礼儀正しく、マナーもよい
(3)誠実で・謙虚な態度
(4)行動力・提案力がある
(5)なによりも笑顔がよい

身の回りの良くできる営業マンや経営者の方を観察してみて下さい。この5のポイントのうち、少なくとも3つ以上は身につけていらっしゃるはずです。

よい営業マンになるためにはこの5つのポイントを身につければよいのですが明確なレベルや基準はありません。

私には営業経験がなかったので、起業した時、どう営業すれば仕事が取れるのか見当がつきませんでした。悩んだ末に思いついたのが「できる営業マン」をそっくり真似ることでした。それまでに出会った中で一番感じの良かった営業マンを思い浮かべてみました。

着ているもの、入ってくるときの物腰、挨拶、雑談から商談への流れ、辞去する時の挨拶、最後の礼。私はその「できる営業マン」を完全コピーして自分の営業スタイルを作りました。

その後、あちらこちらで出会った営業マンの「良いな」と思う動きは取り入れて徐々に自分の営業スタイルを発展させていきました。

良いなと思って取り入れたことは自分に合っているかを試してみます。所作だと日曜日に一人で試してみるとか、『名刺の出し方』など相手がいる動きなら気のおける友だちと合った時に冗談半分でさりげなくやって練習しておきましょう。こうして練習しておくと意外に現場でスムーズにやれます。

話し言葉を直すにも練習が必要です。営業先で他の人が使っていた「言い回し」や切れのいい営業トークは覚えて帰って、相手の反応を頭でイメージしながら一人で喋ってみます。趣旨が変わらなければ自分で言いやすいように言葉を入れ替えても問題はありません。

要するに自分のビジネスに応用できればよいのです。自分が真似るモデルはいくら変えても構いません。テレビの中に出て来る気に入った役柄・俳優を真似ても良いと思います。ポイントは自分の中で「できる営業マン」モデルを置いて、それを真似るのがよい自己トレーニングになっていきます。