個人の得意技づくり

~ 得意技があれば自信がつく ~
営業マンは強くなるために自信を持たないといけません。まず、売る商品への絶対の自信、会社への信頼、そして自分自身に対して持つ自信も大切です。自信を持つための一つの方法として「任せてください」と言える「得意技」を持ってもらうのがいいと思います。この得意技を持ってもらう方法ですが、自分の得意技を宣言してもらいます。

「走りの速さならだれにも負けません」でも構わないと思います。
「エクセルの事なら何でもお任せ下さい」など、業務につながることならなお、よいと思います。

得意技がない人には、今あるスキルの中から「得意技にできそうなこと」を宣言してもらいます。そして得意技になるように技術習得に頑張ってもらいます。

練習したけど得意技に出来なかった。その時は他の得意技へ変更するのもOKです。出来ない事を責めてはいけません。トライする技は自由に変更できるし得意技をたくさん持つのもOKという雰囲気・環境を作っておきましょう。

目的は得意技を「いいね」「すごいね」と周囲の人に褒めてもらうことなので、上司の方は部下の得意技を見せられたら積極的に褒めましょう。

「すごいなぁ、でももっと行けるよな」とにっこり笑って励まして下さい。
技術には幾らでも上がありますので勉強する、技を磨く後押しをしてあげます。

「どうなってるの?」「どうやったらできるの?」と今まで苦労してきた事を質問してあげて下さい。「頑張
った」という苦労が誰かと共有できれば本人はまた頑張れます。優しく見守り育ててあげる事が大切なのです。

 頑張る→褒められる→もっと頑張る→本当の得意技になる

この善循環が「個人の強み」その基礎になっていきます。