SNSの有効活用

~ 接触頻度を高める ~
営業では「人間性が認められて、信頼が大切だ」と言う話を018【信頼できる人になる】でさせてもらいました。ひとつ質問します。あなたが信頼する人はどういう風にしてあなたの信頼を得たのでしょうか。
例えば友だちからの紹介とか、何かを教えてもらったとか、困った時に助けてもらったなど様々な要因があると思いますが、信頼を得た人の中に『良く会っていて、気心が知れて来て信頼できるようになった』人はいませんか?

紹介されたわけでもない、何か教えたり、手助けをできた訳でもない相手に信頼してもらうには『接触頻度』を上げるのが一番です。何度も会っているとその人に対して親近感が沸いてきて、やがて信頼関係が築いていけます。

所が接触頻度を上げるのはたやすいことではありません。

営業マンがお客様に会うための効率を考えると移動時間15分、面談が20~30分程度、トータルで30分~45分程度かかるとしましょう。仮に実質営業時間を7時間(420分)と考え、1面談が35分とすると1日に12人が限界です。

面談でなく、電話やメールを使って対応できる人数を増やしたとしても接触できるお客様数は限られます。

そこで活用すべきなのが、フェイスブックなどSNSの活用です。「フェイスブックをされてますか?」お客様に一声かけてみましょう。もしアカウントをお持ちなら「友だち申請してもいいですか?」と続けます。
恐らく断れることはないと思います。

友達になれたらあなたからフェイスブックで情報発信をしてください。最低でも2~3日に一度ぐらいの頻度で情報を載せて行きましょう。するとあなたの記事を読んだお客様はあなたに対して「面談して雑談した」ぐらいの印象をお持ちになります。

記事は特定のお客様に向けた話ではありません。フェイスブックでつながっているすべてのお客様への発信なのですが、意外にも読む側はパーソナルな情報として受け取りがちです。

「新製品が出ました」「今日からキャンペーンなので頑張ります」「今夜は~で飲んでます」というあなたの日常活動をお客様は目にします。頑張ってることをパソコンを通じてお客様は知ることができるわけです。

フェイスブックでつながっているけど暫く会ってないなという方に電話をしてみて下さい。きっとブランクや違和感を感じずにお話しができます。これが営業マンにとって最も効果のあるSNS有効活用方法です。

実際の営業はお会いしてからにして、SNSで疑似的な接触頻度を高めて親交を深めていけば、きっとよい営業結果につながっていきます。