専門分野を持つ

~ ゼネラリストにつながるスペシャリスト ~
営業マンはどちらかと言えば「ゼネラリスト」的な能力が求められがちです。いろいろな知識を駆使してお客様ニーズに応える。引き出しが多ければ多いほど答は早く、深いところまで見つけ出せます。 なので、私も営業マンならゼネラリストの方が良いと思います。

ただ、真のゼネラリストになるには時間が掛かります。人脈づくりもそうですし、業務経験が何より大切です。「できる」という能力よりも「実践経験がある」という失敗も含めた経験値がモノを言いいます。

もし、自分にゼネラリストとしての能力がまだまだだなと思われたら試し見て頂き事があります。それが「専門分野を持つ」ということです。

業務に関するどのような事でも構いません。狭い範囲で構わないので「専門的」に学んでみましょう。学んで、知識を得たらその知識を実践に活かして経験値を深めて下さい。

例えばコンピューターの最新情報だけでを学んでみても構いません。わからない事はウィキを使って調べたり、ネットで歴史を遡ってみたりします。大切なのは「専門的に学んでいること」を周囲の人に知ってもらうことです。

やがて周囲があなたの知識や技術の深さを認めてくれるようになるとコンピューターに関することはあなたに質問したり、アドバイスを求めて来るようになります。

自分自身としてはそれほど知識を積んだつもりはなくても、周囲の人からは自分が知らない事を知っているあなたはスペシャリストに見えるものです。

スペシャリストになると情報が集まります。アドバイスをしてくれる人との付き合い方は単なる友達とは違って、業務に関して深い話ができるようになります。

それに得意分野についてあなたがもっと深く勉強するようになれば、周囲のあなたを見る目は「好奇心」から「尊敬」に変わっていきます。

そうするうちに身の回りにアドバイスした人がいっぱいになります

今度はあなたがアドバイスをした人たちに色々な事を聞くことができます。
彼らはいつか恩返しがしたいと思っているので、きっと喜んであなたに情報を提供してくれる事でしょう。

あなたはそうやって提供してもらった情報に対して心から「ありがとう」と感謝の気持ちを示してください。相手は嬉しくなり、あなたを見る目がますます高まっていきます。こうしてアドバイスし合える関係、仲間になれます。

これが真の人脈です。

何年か経って気が付くと人の輪が広がり、色々な人と交流が出来てきています。ゼネラリストはこうして誕生していくのです。地道な努力は必ず実を結びます。その日のためにまずは小さな範囲で構いません。専門分野を持つ所から、スタートしていきましょう。